お肉で世の中を面白く!肉卸が届ける、うまさと価値

ステーキの美味しい焼き方|フライパンで失敗しないプロ直伝のコツ

フライパンで絶品ステーキ!焼き方のコツ完全版

おうちでもレストランのようにジューシーなステーキを焼きたい!そんな方のために、プロも実践する「ステーキをおいしく焼くコツ」をご紹介します。厚切り肉でも中までしっとり柔らかく焼ける方法を解説します。

お肉は室温程度に戻してから焼く

厚みのあるステーキを冷たいまま焼くと、中まで火が通りにくく、焼けムラが出やすくなります。
調理前に室温程度(触って冷たくない程度)まで戻してから焼きましょう。

理想の焼き加減をイメージする

表面を強火で香ばしく焼いて中はレア気味に、または弱火でじっくり全体をミディアムウェルにするなど、焼き始める前に「どんな焼き上がりにしたいか」をイメージしておくことが大切です。

お肉は空気にふれて発色

真空パックのまま解凍すると、お肉が空気にふれず黒っぽく見えることがありますが、品質に問題はありません。袋を開けて空気にふれさせると、徐々に赤みが戻ってきます。


焼く前の下準備

塩コショウは焼く直前に

塩・コショウは焼く直前に振りましょう。塩は肉重量の約0.8%が目安です。
例:1ポンドステーキ(450g)なら塩3.6g程度です。

すじを切っておく

焼くときに肉が反らないよう、端の太いスジに数か所切り込みを入れます。
上質なステーキには、塩コショウも上質なものを使うとより風味が引き立ちます。

ステーキのはしっこの脂を使う方法

肉の端に付いている脂をカットして小さく刻み、フライパンで中火にかけて脂を出します。脂がカリカリになったら取り出します。脂が少ない場合は牛脂などを追加しましょう。


ステーキの焼き方

脂をひいて焼く

ステーキを焼くときは、動物性の脂(牛脂・ラードなど)を多めに使うのがおすすめ。動物性の脂で焼いたほうがおいしく仕上がります。フライパンを強火で熱し、脂がキレイに色づいたらお肉を入れます。

1. 脂がついているほうの側面を30秒焼きます。
2. フタをして強火のまま焼きます。
3. フライパンにフタをすることで熱がお肉を包み込み、ムラなく上手に焼き加減を調整できます。(蒸らすように熱を通すイメージです)
4. 肉をひっくり返してフタをして強火で15秒、その後中火でさらに15秒焼きます。
5. もう一度ひっくり返して最初に焼いた面を約1分30秒、さらにひっくり返して約1分~1分30秒焼きます。
※お肉の状態により時間を調整してください。

重要ポイント:焼いている間はずっとフタをしましょう。熱が全体にまわり、ムラなく焼き上がります。

肉汁を落ち着かせる

焼き上がったらアルミホイルで肉を包んで2~3分休ませ、肉汁を落ち着かせてから切り分けます。焼きたてのステーキの中は、肉汁が暴れまわっている状態。この状態で切ると、せっかくの肉汁がド
バッと流れ出てしまいます。ステーキは焼いてからすぐに切らずに、肉汁を落ち着かせてから切りまし
ょう。


Tボーンステーキの美味しい焼き方

1. フライパンを強火で熱します。
2. トングで肉を持ち、脂がついている側面を30秒ほど焼きます。脂にきれいな焼き色がついたら、片面を30秒、フタをして強火のまま焼きます。
3. 肉をひっくり返し、フタをして強火で15秒、その後中火でさらに15秒焼きます。
4. もう一度ひっくり返し、最初に焼いた面を1分焼きます。
5. 最後に再度ひっくり返し、約1分焼いて完成です。

ポイント:フタをすることでフライパン内の熱が均等にまわり、ムラなく焼き上げられます。蒸らすように熱を通すイメージで、肉の厚さや火力に応じて時間を微調整してください。


ヒレステーキの美味しい焼き方

1. 肉にオリーブオイルを薄く塗る(EXバージンより香りが穏やかなピュアがおすすめ)
2. 塩・コショウを多めに振る(ヒレは厚みがあるため)
3. オリーブオイルをひいたフライパンを中火より少し弱めで2分予熱
4. 肉を入れ、3分焼く
5. ひっくり返してさらに2分焼く
6. トングで肉を持ち、周囲を軽く30秒ずつ焼きつける
7. 皿に移し、アルミホイルをかぶせて3分休ませる

ヒレ肉は柔らかさが命。火を通しすぎず、余熱で中まで温めるように仕上げるのがポイントです。


ステーキは、肉の厚さや解凍状態(肉の温度)、フライパンの厚みやフライパン内の温度の違いにより、焼き時間や火加減の調整が必要です。目と耳で脂の状態を感じ取りながら、『理想のステーキに仕上げる工程』をぜひお楽しみください。


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